• IoTを使った家電って何があるんだろう?
  • IoT家電って自分の家でも安全に使えるのかな?
  • そもそもIoT家電ってどんな技術が使われているの?

徐々に普及し始めているIoT家電。タッチするだけで自分だけのお気に入りの炊き方でお米を仕上げてくれる炊飯器や、冷蔵庫の残り食材からオススメのレシピを提案してくれるレンジなど、暮らしがよりスマートになりつつあります。

そこで今回は、IoTを活用した家電やその安全な使い方、使用されている技術を紹介します。サクッと読んで、サクッとストレスフリーな未来の生活を手に入れちゃいましょう!

1.IoT家電の具体例

ここでは家でよく使う電化製品を中心に、IoT化された家電を7つ紹介していきます!

1-1.洗濯機

https://panasonic.jp/wash/product/na_vx9900.html

「服の重さによって入れる洗剤の量が変わるし、毎回キャップで量を測るのがめんどくさい」

そんなときはIoT洗濯機。洗剤の自動投入やヒートポンプ式の乾燥ができる優れものです。洗剤・柔軟剤を自動投入タンクに入れてためておくことで、衣服の重量に応じて、洗濯機が勝手に最適な量を投下してくれます。

「でもそれってただの性能のいい洗濯機じゃない?」

そう思うかもしれませんが、実はこの洗濯機、Wi-Fi機能を搭載しておりスマホでの遠隔操作ができるんです。指定のアプリを使えば、洗濯が終わるまでどれくらいかかるのかを一目で確認することができます。この機能により、帰宅時までに乾燥を終わらせておくことができ、洗濯をより効率的に進めることができますよ。

1-2.冷蔵庫

https://panasonic.jp/pss/guide/reizo.html)

IoT化された冷蔵庫は、スマートフォンを通じてレシピ検索やエコ情報の管理ができます。冷蔵庫の残り食材を見て何を作ればいいのかってよく悩みますよね。「肉じゃがを作れそうだけど玉ねぎがない。けど、買い物に行くの面倒だしな・・・」

そうやって迷った時に、冷蔵庫にある材料や旬の食材など色々なパターンからレシピを検索して提案してくれます。これで晩ご飯に何作ればいいのか悩むあのいやーな時間から解放されて、料理作りに専念できるようになります。

加えて、スマホの画面から扉の開閉回数や冷蔵庫内の温度などの管理が可能です。扉の開閉など小さな努力が目に見えるので、節電意識も自然と高まります。

今まで悩んでいたレシピを考える時間や、不必要な扉の開閉で無駄になっていた電力を節約できるので一石二鳥ですね。

1-3.レンジ

https://corporate.jp.sharp/corporate/news/160706-a.html

こちらも冷蔵庫と同様に、レシピの提案を電子レンジが行ってくれます。

シャープのヘルシオは電子レンジと対話しながら献立を決めることができます。献立が思いつかないときは、

  • 「15分でできるメニューを教えて」
  • 「〇〇を使ったおつまみを教えて」

そんな風にヘルシオに話しかけると、それに沿ったメニューを提案してくれます。  

他にも、糖尿病や高血圧の方に向けた、栄養士さんが考案したメニューの提案もできるので、病気を抱える方がいても安心ですね。それだけでなく、お気に入りのレシピの材料や作り方、自分でとった写真をマイレシピとして登録することができます。

「前に作ったあの料理どうやって作ったんだっけ・・・」そうたって料理本や料理サイトを探す手間が一切なくなるのでありがたいですよね!

1−4.電球

https://glasssailer.jp/852#_Hue

IoT化された電球は、ON/OFFや明るさの操作をスマホで遠隔でできるのはもちろんのこと、シーンに合わせた照明にすることも可能です。

「集中する」「やる気を出す」「くつろぐ」「本を読む」といった設定に切り替えることで、電球の色を自由自在に変えることができます。作業する空間の電球の色によって、集中力や記憶力が変わるという研究結果も出ているので、IoT化された電球で作業効率をグッと上げちゃいましょう!

1-5.エアコン

https://panasonic.jp/aircon/app.html

「帰宅して部屋が暑すぎるからエアコンつけたけど、全然涼しくならないし地獄だ・・・」

そんな経験ありませんか?IoT化されたエアコンは、スマホひとつでこんなにも多くの機能を利用できちゃいます。

  • 部屋の暑い・寒いを帰宅前に知らせてくれて、駅からの帰り道で運転オンにすれば快適な部屋に帰宅できる
  • AIが気象データを自動で取得して解析することで、未来の汚れ(花粉など)を先読みして自動で空気清浄を始める
  • 家に複数あるエアコンをまとめて管理できる
  • 電源の切り忘れや室温をアプリが通知

他にも電気代がグラフで表示されるので、節約のモチベーションにもつながりますね。

1−6.デジタルビデオカメラ

https://panasonic.jp/pss/guide/dvc.html

IoT化されたデジタルビデオカメラは、スマホを使って離れた場所からカメラの操作や映像の確認を行うことができます。

いくらスマホのカメラやビデオの性能が上がったとはいえ、まだまだ専用カメラには叶いません。さらに、ビデオカメラで撮った写真や映像をスマホに送りたくても、一度パソコンを経由する必要があるので、手間が増えてしまいます。そんなときこそ、IoTの出番です。

IoT化されたデジタルビデオカメラは、ズーム撮影もビデオ再生もスマホ一台あれば遠く離れていても操作できてしまいます。カメラで撮った写真や動画をスマホで保存することも可能で、SNSに簡単にアップロードできるのもありがたいですね。

さらに、遠隔でビデオカメラを作動して、スマホから家の様子をチェックすることもできます。留守番中の子供の様子やペットの見守りに便利ですね。

1−7.アクセサリ関連

https://qrio.me/smartlock/

「やばい、家に鍵忘れてきちゃった・・・親が帰ってくるまでどうしよう」

小さい頃にあなたもこんな経験一度はあるはず。これからの時代は鍵を一切持たずに、スマートフォンをポケットやバックに入れたまま鍵の施錠ができてしまいます。ハンズフリーで玄関の施錠ができ、ドアから離れると勝手に鍵がかかる仕組みになっています。

小さい赤ちゃんや認知症患者を一人で家に残している時にスマホで施錠の管理ができるので、徘徊などを未然に防ぐこともできるのも優れた点です。価格が2.3万円と少し高い印象ですが、日頃の利便性や万が一の時の安心感を買うのなら決して高くはないと思います。

2.自宅の家電もIoT化できるの?

「IoT化された家電を新しく買わないとダメなの?家にある家電をどうにかしてIoT化できないかな?」

次はそんな疑問を抱える人に向けて、自宅の家電をどうやってIoT化すればいいのかを紹介していきます!家にすでにあるモノを活用することから始めると、金銭的にも負担が少なく、大きな恩恵を受けることができますよ。

スマートリモコンを使えば可能

家電のIoT化を進めたい人は、スマートリモコンを利用しましょう。オススメはこのMagic cubeという黒い小さな直方体のリモコンです。

http://www.orvibo.jp/magiccube/index.html

今までは、家電製品1つにつきリモコンが1つありました。そのため、机の周りが散らかっていくし、リモコンを探すあの無駄な時間を過ごしていました。しかし、これを使うことで

  • テレビ
  • スピーカー
  • エアコン
  • ブルーレイレコーダー

などを1つのアプリで直感的に操作できるわけです。もちろん外出中の操作もできるので、駅から家に帰るまでの時間で、部屋を暖めたり涼しくしたりといった細かな調節も可能です。

スマホでテレビ局を選んで、面白そうだったら今度はスマホで録画をする。昔のようにリモコンを握り変える手間が一切ありません。

いきなり高価なIoT家電を購入するよりは、ひとつ6,000円のこのスマートリモコンを買って、その便利さを一度体感してみてはいかかでしょうか?

3.IoT家電の仕組み

「でも一体IoT家電ってどういう仕組みで成り立ってるの?」

ここでは、初心者でもわかるIoT家電の仕組みについて説明していきます。意外と簡単なので、知識として知っておきましょう!

3−1.対象を計測し、サーバーに送る

まずはじめに、対象となったモノに付属した小さなセンターによって、特定の数値を計測します。センサーと一口に言っても種類はたくさんあり、加速度センサー・光センサーなどがあげられます。

また、特定の数値とは温度・音量・明るさや衝撃の強さといったデータです。エアコンだと室温、電球だと明るさといったデータを集めるイメージですね。

その後、得られたデータをインターネット上のサーバーやクラウドに送信し、データを蓄えていきます。ちなみにこうやってたくさんの情報が集まったものを、ビックデータと呼んでいます。

3−2.サーバー側でデータを分析

そこで集まったデータをサーバ上で分析をしていきます。ビックデータ自体は活用が難しいので、データサイエンティストやAIが解析をして様々な情報を得ていきます。

やはり人間ができることには限りがあるので、AIによる解析自動化を進めているようです。IoT機器がデータを収集し、AIが解析をする。そういった方向に進めば、より最適化と効率化が期待できます。

3−3.分析結果を人に伝える

最後は、人間やAIが解析した結果を分かりやすく伝える段階です。

例えば、今の冷蔵庫の中身をただ伝えるだけでなく、その材料から考えた今週のレシピを提供する、といった具合に情報が共有されます。この例はまだ少し先の未来ですが、テクノロジーが発展することでこんな世界が実現できるわけです。

この記事はIoTに使われている技術を簡潔に網羅しているので、ぜひ参考にしてみてください。

合わせて読みたい

【脱初心者】誰でもわかるIoT技術入門編!【未来の技術も先取り紹介】

4. まとめ

IoTを活用することで、レシピを考えずに済んだり鍵を持たなくて済んだりと、日々の生活が便利になっていきます。今後もありとあらゆる電子機器がインターネットに繋がれていくでしょう。

しかし、その便利さの裏にはセキュリティ問題が潜んでいます。IoTとうまく付き合っていくためにも、個人レベルのセキュリティ対策は欠かさないようにすることが必須です。詳しくはこの記事で書いたので、安全にIoTと関わりたい人はぜひご覧ください。読んでおいて損はないですよ。

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